ephemera 一虚一盈 あるいはむなしくあるいはみちる 鹿下絵和歌巻断簡 本阿弥光悦筆 伝俵屋宗達下絵ⒸMoA美術館消えたり、現れたり、常に変化して予測がつかない。さあ、私の真意はどこにあるのか、どこにもないのか。 2025.08.23 ephemera
ならだより 2025.8.16 Historiaの偶像 2026年8月16日、大和一之宮大神神社へ。終戦記念日の前後は毎年なんとなく、大神神社へお参りしているのです。それにしても、参道の樹々が鳥居の注連縄にまつわりついているようで、まるで緑の蛇のよう。笹百合のクリアファイルと、団扇と、ガイドブッ... 2025.08.16 ならだより
かたたがえ 2025.8.9 こころの疎開先 ―鳥取 智頭宿 板井原集落― 2025年8月9日、兵庫県三木市へのお墓参りの延長で、鳥取県の智頭町まで足を延ばしました。私と息子は鳥取県へ行くのは初めて。最近は専ら、未踏の地の踏破に憑りつかれていて。さて智頭町は、鳥取を目指すと決めて地図を繰ったときに目に飛び込んできた... 2025.08.09 かたたがえ
書架 ボルジアの階段 Scalinata dei Borgia 惣領冬実『チェーザレ 破壊の創造者』Ⓒ講談社24歳の冬、1か月だけ過ごしたイタリア半島、3日だけ過ごしたローマの街、欧州屈指の名門ローマ・サピエンツァ大学の最寄り、あこがれにあこがれたボルジア家のチェーザレとルクレツィアの兄妹が生まれ育った... 2025.08.03 書架波斯へ
ならだより 2025.7.26 夢の中 夢の中 しばし漂わせておくんなさい 2025年7月26日、東大寺の最寄り、奈良公園バスターミナルのレクチャーホールまで、「奈良×ウズベキスタン・サマルカンド友好交流フェスタ2025」を観覧しました。演者は、ウズベキスタン伝統楽器ドゥタール奏者の野﨑万集さん、中央アジア・シルク... 2025.07.26 ならだより波斯へ
ならだより 2025.7.19 風鈴の鳴る日鳴らぬ日生きぬきて 2025年7月19日、明日香村に程近い橿原市、おふさ観音の風鈴まつりへ。中学3年生の息子、この夏は受験勉強の天王山、夏期講習の合間に懇ろのお寺へお参りするのが息抜き。からっと晴れて、気持ちいい。穏やかな日常の延長としての、ささやかな、おまつ... 2025.07.19 ならだより
nara university みおくる夏 Summer to see off Ⓒ日渡早紀海へいこう ありす夏になったら 誰にも内緒で海にいくんだ ふたりで太陽が きみを きれいにするたび月は 追いかけてきて ぼくを ひとりぼっちにする過去(きのう)と未来(あした)のはざまで ぼくは また きみの夏を みおくる海へい... 2025.07.01 nara university
かたたがえ 2025.6.28 少年は鳥になれずにおとなになって 私は水鏡のなか私を探す 2025年6月28日、期末試験を終えた息子の希望で、琵琶湖の西岸、近江大津宮跡の近江神宮へ。お参りの前に腹ごしらえ、近江神宮の駐車場から徒歩10分の住宅街、一軒家レストランの「ZOO」さんへ。行き当たりばったりで入ってしまったお店なので、あ... 2025.06.28 かたたがえ飛鳥へ
幻燈 「そこで待ってる」「わたしが待ってる」 ―『彼のオートバイ、彼女の島』― ⒸGoogle夏至の今日、思い出した映画は、『彼のオートバイ、彼女の島』。私が12歳のときに封切られた、懐かしい80年代の青春映画。私はものごころついたころからずっと、真面目な優等生グループの本流ではないけれど、その支流のはずれの遊軍には、... 2025.06.21 幻燈
ephemera 引き潮 ⒸUnsplash TimoWielink引き潮にうずくまるモンサンミッシェルに行きたい。もしくは、どこから行っても遠い町、真鶴へ。礼は、引き潮のようだった。 踏みしめていても、からだをもっていかれる。川上弘美『真鶴』 2025.06.12 ephemera