波斯へ

ペルシア、アレクサンドロス大王の希望と野望、そして夢と幻。自分で自分の魂の源に辿り着けた、そんな妄想を果てしなく懐かせてくれる、ペルシアそしてシルクロードについて語ります。

ならだより

2025.7.26 夢の中 夢の中 しばし漂わせておくんなさい

2025年7月26日、東大寺の最寄り、奈良公園バスターミナルのレクチャーホールまで、「奈良×ウズベキスタン・サマルカンド友好交流フェスタ2025」を観覧しました。演者は、ウズベキスタン伝統楽器ドゥタール奏者の野﨑万集さん、中央アジア・シルク...
my favorite

2024.12.20 京都で観る シルクロードの遺宝の集大成 ―世界遺産 大シルクロード展―

日中平和友好条約45周年記念世界遺産 大シルクロード展 Ⓒ京都文化博物館日中平和友好条約45周年記念世界遺産 大シルクロード展 Ⓒ京都文化博物館2024年12月20日、京都文化博物館にて大シルクロード展を観覧。その日は平日でしたが、三者懇談...
波斯へ

Golden Road バクトリアと斑鳩を結ぶ道

2021年の年末のこと、古代ユーラシアの金工品についてきちんと調べたくなり、ふと、「そういや奈良大学の図書館って、大学図書館ランキング1位獲ったな」と思い出し、ググってみましたところ、このたび日本考古学協会から6万冊を超える寄贈図書を受入し...
波斯へ

シルクロード追体験

去る8月9日から3日間、奈良大学通信教育部の文化財修復学のスクーリングで同席させていただいた学友Sさんの中国シルクロードの旅行記のダイジェストを、拙ブログでの転載をご了承いただきました。紹介文は、なるべくSさんから都度預かった、旅の臨場感に...
波斯へ

シルクロードの夢 返る

ウルムチ 天池 ⒸT.S文化財修復学で机を並べたSさん、8月27日からシルクロードを旅行中。新疆ウイグル自治区のウルムチからトルファン、新幹線で敦煌へ。Sさん、毎日、臨場感に溢れる現地の写真を送ってくださり、私の西域熱を再燃させていただくこ...
波斯へ

あんたは張作霖の生まれ変わりや

ⒸAmazon現在のタジキスタンを本拠地としたシルクロードの陰の主役、ソグド人。その研究者として第一人者の森安孝夫先生、阪大名誉教授で中央ユーラシア史の権威です。森安先生のこの著作はもう、とんでもなく面白い! しかし、読んでいて「森安先生、...
波斯へ

預言者と花と暗殺者 ―恵果と瓊花と荊軻―

空海 ⒸWikipedia弘法大師空海は、私にはその名の通り、空のように海のように広大すぎる存在で、要するに、掴みどころが有るのか無いのか判断に迷うのです。そこへ、入唐した空海と恵果との邂逅は、輪廻という仏教の礎にも等しい概念を、私にポンと...
波斯へ

西域点描

ⒸO-DANシルクロード学のレポート課題のグレートゲーム、列強による19世紀中央アジアの覇権争奪戦、これは日本の現代史にもつながる壮大かつ過酷なPlayです。帝政ロシアの強欲さ、大英帝国の狡猾さ、こういった手合いと同じ土俵に立ちに行く日本の...
my favorite

オッド・アイの哲学

Athena or Alexander the Great©Wikipediaアレクサンドロス大王が褐色とブルーのオッド・アイ(片青眼)だったことは有名。大好きなスタアのデヴィッド・ボウイも薄茶色とブルーのオッド・アイでした。ちなみに、私の...
波斯へ

命じられたのなら、従うしかない。

思えば、私がイランやペルシアを含むオリエントの魅力に目覚めさせられたのは、20代の頃にイタリア半島を1ヶ月ほど旅したときでした。当時、ローマの法王庁のドームのてっぺん辺りに素晴らしいカメオを廉価で扱う店があり、そこで修道女相手に求めている品...
my favorite

生きてまた、会いにきたのだと、ペルシア語で。

イラン大使館のペルシア語講座は、11クラス用意されています。4年間かけて上級まで辿り着けるかどうか。しかし、挑戦するにふさわしい課題だと思うのです。語学習得には辞書は必須。ひよっこなので単語帳でなんとか賄えられていますが、そろそろ本格的なペ...
my favorite

傷ついたのは、生きたから。

タイトルは作家高見順の言葉です。シルクロード学を勉強していて、不意に思いかえした言葉です。みなさまもうとっくにお気づきでしょうが、私はイラン・ペルシア文化が大好きです。大月氏の後継であるクシャーン朝がイラン系遊牧民エフタルに破れ、中央アジア...