my favorite 2025.4.5 はなのもとにてはるしなむ ―弘川寺から賀名生皇居跡へ― 2025年4月5日、今年の花見は、大阪は南河内の河南町、弘川寺。歌聖、西行の終焉の地です。寺号 弘川寺(ひろかわでら)山号 龍池山(りゅうちざん)本尊 薬師如来創建 天智天皇代開基 役行者宗派 真言宗醍醐派弘川寺は、天智天皇代、役行者によっ... 2025.04.05 my favoriteかたたがえならだより飛鳥へ
書架 いやなんです あなたのいつてしまふのが ―『逃げ上手の若君』北畠顕家― Ⓒ松井優征『逃げ上手の若君』19巻いやなんですあなたのいつてしまふのが――花よりさきに実のなるやうな種子たねよりさきに芽の出るやうな夏から春のすぐ来るやうなそんな理窟に合はない不自然をどうかしないでゐて下さい型のやうな旦那さまとまるい字をか... 2025.03.22 書架飛鳥へ
かたたがえ 2025.2.18 日出処というのは、この国のことだ。どうだ、いい表現だろう。 ―上ノ太子巡礼― 2025年2月18日、大阪府南河内郡太子町を横断する日本最古の官道「竹内街道・横大路」をメインに、上ノ太子エリアを散策しました。先ずは、聖徳太子の永眠地、磯長山叡福寺まで。寒くはありましたが、好天に恵まれて、散策日和でした。西の門から入った... 2025.02.18 かたたがえ飛鳥へ
書架 心の底から人を愛し、花を愛し、人生を愛して。あなたはそれができる人だ。 ―長岡良子 古代幻想ロマンシリーズ― 長岡良子 古代幻想ロマンシリーズⒸ秋田文庫長岡良子さんの古代幻想ロマンシリーズ、10代のころ、愛読していました。主人公は、藤原不比等。彼を中心に飛鳥時代の歴史絵巻が蜘蛛の巣のように広がっていくのです。それも、当時の一次資料を蔑ろにせず、時代... 2024.11.12 書架飛鳥へ
飛鳥へ 邪馬台国は、どこにでもある。 ©O-DANコロナ禍の2021年のことですが、女性向けの匿名掲示板で、またも遊んでしまいました。『日本の古代で気になること』、こんな魅力的な題名、スルーはできませんでした。葛城皇子は同時代に二人存在した、それは壬生部ではありえない等々、市井... 2024.10.24 飛鳥へ
飛鳥へ ワカタケルのつるぎ 稲荷山古墳出土金錯銘鉄剣 Ⓒさきたま史跡の博物館江田船山古墳出土銀錯銘大刀 Ⓒ東京国立博物館「瓊花さん、これまでに、どの遺跡にいちばんガツンとやられた?」と、brainに尋ねられました。これは即答できます。埼玉の稲荷山古墳出土金錯銘鉄剣と、... 2024.10.22 飛鳥へ
飛鳥へ だれがおうさま ころしたの? ―天智天皇の後宮― 小磯良平『斉唱』 Ⓒ兵庫県立美術館『While My Guitar Gently Weeps』はThe Beatlesの楽曲の中で私がいちばん好きなもの。作詞作曲者のジョージと、ギター奏者として参加したクラプトンは親友、彼ら二人とパティ・ボ... 2024.10.15 飛鳥へ
my favorite いつまでも若く、蒼白く、燃えたまま。 ―穂積皇子と但馬皇女― ⒸFreepik零雪者安播尒勿落吉隠之猪養乃岡之寒有巻尒降る雪はあはにな降りそ吉隠の猪養の丘の寒からまくに降る雪は多く降るな。吉隠(よなばり)の猪養(いかい)の丘に眠っている皇女が寒いだろうものを。穂積皇子『万葉集』2-203「『万葉集』で... 2024.07.14 my favorite飛鳥へ
飛鳥へ 一生に一度の歌を歌え ―貴公子 藤原広嗣― 小灘一紀『神々の微笑』 ⒸAtelier Konada此花乃一与能内尒百種乃言曽隠有於保呂可尒為莫この花の一よのうちに百種の言そ隠れるおほろかにすなこの花の一枝の中には数えきれぬほどのことばがこもっている。いい加減に思うな。藤原広嗣『万葉集... 2024.06.19 飛鳥へ
飛鳥へ 私も馬鹿だな。 かっこいいとしか思えないのです。 ―『太平記』の群像― 大塔宮護良親王出陣図 ⒸWikipedia奈良県の山地を歩けば気取ること。それは意外や中世の遺跡が多いこと。吉野や室生、南朝の北畠の独り勝ちだな、と思うこと頻り。私は十代のころ、能楽にはまっていました。世阿弥の謡曲にのめればのめるほど、南北... 2024.06.15 飛鳥へ