ならだより

2025.8.16 Historiaの偶像

2026年8月16日、大和一之宮大神神社へ。

終戦記念日の前後は毎年なんとなく、大神神社へお参りしているのです。

それにしても、参道の樹々が鳥居の注連縄にまつわりついているようで、まるで緑の蛇のよう。

笹百合のクリアファイルと、団扇と、ガイドブック。授与所では、実用品ばかり買ってしまい。

奈良県民なので、ここはもう赤ん坊のころから数え切れないほど訪れている。

とくに、終戦記念日あたり、真夏には、吸い寄せられるように。

今西酒造が大神神社の整備された大参道に、「三輪伝承蔵」を今年4月にオープンしていました。

宮大工謹製の校倉造の酒蔵。なんと、角打ちも楽しめます。

こんな神々しくも愛らしいグッズも展開されていて、お酒の神様の三輪さんを盛り立てているのです。

さても、戦の碑をHistoriaの偶像とするのは物足りない、そうと気取る感性こそ私は尊びたい。

歴史の女神は、戦一辺倒で片づけられる、そんな手ぬるい存在ではないのだと。