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2024.4.6 たましいのかえるところ ―牽牛子塚古墳と越塚御門古墳を訪ねて―

2024年4月6日、大和飛鳥の石舞台、2年ぶりに春の明日香村サイクリングへ。薄曇りで、陽射しに苦しめられることもない、最適なサイクリング日和。飛鳥川沿いに北上。ちょうど桜が見ごろ、眼福眼福。見慣れた橘寺も、春景色は格別です。飛鳥のど真ん中の...
かたたがえ

2024.3.31 湖の都 覇王の無念

2024年3月31日、3年ぶりに琵琶湖のほとり三井寺へ。春まだ早き、桜のつぼみは硬いまま。鐘楼、三井の晩鐘。近江八景の一つ。鉄鼠、「比叡山摩訶不思議伝説ウォークスタンプラリー2024」の看板。あー、比叡山、ぜんぜん行ってへん。そろそろ行かな...
my favorite

2021.4.11 さざなみの都の鎮める寺

2021年4月11日、どうしても琵琶湖が見たくなり。晴れ晴れとした青空で道も混んでいるかと思いきや、スルッと三井寺まで着いてしまいました。みんなえらいなあ、自粛してるんだ、と思ったのですが、なんのことはない、大阪や京都は人で犇めいていたそう...
かたたがえ

2018.7.15 湖国の入り口 石山寺

2018年7月15日、滋賀県の石山寺にお参りしました。3年前の2015年、滋賀県立近代美術館での志村ふくみさんの展覧会の帰り、この門前まで来ましたが、拝観時間を過ぎていたのでお寺に入れず。今回は朝早くから出発したので、お参りできました。私は...
nara university

笛でも吹きたい気分

©O-DANあれほど夜空を軽快に走ったことはない笛でも吹きたいくらいだった山岸凉子『日出処の天子』奈良大学通信教育部、卒業論文の草稿を提出し終えた瞬間、まさに解放区に移った心地。我が意のおもむくまま上弦の月夜を駆けぬけた厩戸王子さながら、歌...
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洪水神話 Mein Trauma

©Freepik小松左京氏の小説『日本沈没』、これは、『漂流教室』『14歳』など楳図かずお先生の傑作群と比肩する、私のトラウマの原点。Mein Kampf 我が闘争ならぬ、Mein Trauma 我が心的外傷。私は物心ついたころには既に、や...
ephemera

不在の方舟

©Freepik提出期限前日の4月16日に、奈良大学まで卒業論文の草稿を持参して提出。後は野となれ山となれ。さて、昨年から災害対策として、部屋のひとつを窓付きの納戸として家具部屋にしました。目線より高い家具はキッチンに冷蔵庫と食器棚を残した...
書架

真理は子どもの口から出る

©Amazon「前向きな方法を考える人って、賢いと思う」「へー。その論拠は?」「ママいつも言うやん、『愚痴言う暇あるなら動け』って」息子、母の思いが届いてたんかい。ちょっと感動。ペリクレス「私が今の君の年のころには、アルキビアデス、ちょうど...
幻燈

君は自由の身だ。泣いている場合ではない。 ―『スパルタカス』―

Spartacus ©Stanley Kubrickハリウッド黄金期の映画『スパルタカス』をときどき再見したくなるのは、「I'm Spartacus!」 の感動シーンより、奴隷商人バタイアタスと民主派の元老院議員グラッカス、この二人のふとっ...
幻燈

真昼に夢を見る者たちには心せよ ―『アラビアのロレンス』―

Lawrence ofArabia ©David Lean好きな映画監督もうひとり、私の精神の父となったデヴィッド・リーン。『逢びき』『旅情』『戦場にかける橋』『アラビアのロレンス』『ドクトル・ジバゴ』『ライアンの娘』、はずれなし。とくに『...