書架

真理は子どもの口から出る

©Amazon

「前向きな方法を考える人って、賢いと思う」
「へー。その論拠は?」
「ママいつも言うやん、『愚痴言う暇あるなら動け』って」

息子、母の思いが届いてたんかい。
ちょっと感動。

ペリクレス
「私が今の君の年のころには、アルキビアデス、ちょうど今の君みたいな話し方をしていたさ」

アルキビアデス
「若いころのあなたのままでいるべきでしたね、ペリクレス、最上のときのあなたのままでね」

古代アテナ民主政治の完成者である偉大なるペリクレス、その甥がアルキビアデスです。
人格も功績も、当然ながら甥は叔父の足元にも及ばない。
ですが、美しい悪餓鬼アルキビアデスの不遜な魅力は何物にも代えがたく、千年単位で今もなお、光り輝き続けています。

アスター(英国初の女性代議士)
「私があなたの妻だったら、あなたに毒を盛るでしょうね」

チャーチル
「私があなたの夫だったら、喜んでその毒を飲むでしょうな」

チャーチルは吉本新喜劇ばりでボケの切れ味がすばらしく、それはSenseとIntelligenceの賜物だとよくわかります。
だらしない子どもだったチャーチル、本邦の後白河法皇と同等の、恐るべき悪童です。

プラトン先生も仰った、真理は子どもの口から出る、と。