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ephemera

不在の方舟

©Freepik 提出期限前日の4月16日に、奈良大学まで卒業論文の草稿を持参して提出。後は野となれ山となれ。 さて、昨年から災害対策として、部屋のひとつを窓付きの納戸として家具部屋にしました。目線より高い家具はキッチンに冷蔵庫と食器棚を残...
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مرزبان マルズバーン 辺境伯

ⒸFreepik 特別史跡の古墳7基のうち5基は奈良県に在り。高松塚・キトラ・石舞台・巣山、そして桜井市の文殊院西古墳。 ちなみに5基のなかで最も聞き慣れない巣山古墳は、私が通っていた中学の最寄り。身近すぎて、探索するのも恥ずかしい。奈良の...
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あのひとがいない、もう、この世のどこにも。 ―聖徳太子と藤原不比等―

©O-DAN 『日本書紀』の立役者は藤原不比等です。聖徳太子像を描き上げ、蘇我氏を朝敵に仕立て上げ、持統天皇の懐刀としてこの国を思うがまま動かした。ともあれ、不比等が日本の礎を固めたことに誰も異存はないでしょう。 不比等は天智天皇の落胤との...
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あなたは裏切られるほどの逸材か ―生きた歴史 藤原氏―

談山神社 Ⓒ近畿日本鉄道 いまはむかし、私は奈良の桜井の多武峰、談山神社で巫女をしていました。世阿弥の足跡を辿って多武峰をたまたま訪ねてみたら、「巫女さんしてみいひんか」と神職の方にスカウトされたのです。 談山神社は、大祭の日には五摂家の殿...
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ふたりの王女 ―鏡王女と額田王―

Ⓒpublic domain 「ふたりの女王」ならイングランドのエリザベスとスコットランドのメアリですが、「ふたりの王女」は本邦での鏡王女と額田王。少女漫画の金字塔『ガラスの仮面』の劇中劇でもありましたか。オリゲルドとアルディス、最高でした...
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アムダリアとシルダリアのはざまへ ―組曲飛鳥―

2020年12月、中村哲先生を偲んで思ったこと。先生の魂は、アラル海へ注がれるふたつの河川アムダリアとシルダリアのはざま、命を懸けられた地に留まるに納まらない。 私の容貌は弥生人のベースに大きな目と二重瞼を移植した、10%だけ縄文人のハイブ...
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2023.10.14 水の神 鹿の王 ―秋の奥明日香サイクリング―

2023年10月14日、今日は一年半ぶりに、明日香村サイクリング。石舞台古墳前の風舞台からスタート。 私たちの前に自転車をレンタルした二人のBOYSは群馬県から来たとのこと。「近場からごめんなさい」と私が言うと、レンタサイクルの店員さん「同...
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2023.8.26 神仏いつく島 ―湖北の旅 竹生島―

一泊二日の湖北の旅、早朝の琵琶湖を眺めて。湖とは思えない広大さ、淡海、まさに淡水の海。 やはり湖北は水がきれい。向かって左に見えるのは湖西の比良山でしょうか。安曇川から拓けた湖西、南へ下れば近江大津京。天智天皇とその息子の大友皇子の都。わず...
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2023.8.25 硝子の城下町 ―湖北の旅 長浜―

2023年の夏の旅は、滋賀県東北部、湖北へ。滋賀は大好きで、車ですがビワイチ(琵琶湖一周)も2回しました。来年あたり、自転車で本格的にビワイチ、経験したい! 2023年8月25日、滋賀県へ。さて、近江富士こと三上山、湖北の入り口。残念、シャ...
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2022.4.3 旅は死と再生を物語る ―こもりく長谷寺―

2022年4月2日の夕方、奥明日香の自転車旅の後、大和三山耳成山付近の橿原市のゲストハウスへ。 飛鳥は日帰りでも全く大丈夫ですが、息子がどうしても一泊したいと駄々を捏ねたので。 【公式】奈良・大和八木「ゲストハウスはじまり」 大阪・京都・名...