ならだより

2023.11.10 Twilight Museum ―第75回正倉院展―

Ⓒ奈良国立博物館

2023年11月10日、第75回正倉院展のレイト割で、18時前に奈良国立博物館へ入館。初めてのナイトミュージアム観覧です。金曜日の黄昏時、10分も待たずに入館できました。

Ⓒ奈良国立博物館

コロナ禍も収束したとして、今年の正倉院展の展示品、豪華なものが多かったです。なんて美しいのか、楓蘇芳染螺鈿槽琵琶と平螺鈿背円鏡の華麗さに目を奪われました。

主人、正倉院展観覧、なんと今日が初めて。「漆の工芸品は、ものすごく持つってよくわかったわ」との言。「夜は混んでへんから、来年もまた行ってもいいな」と。

夜遊びする鹿。正倉院展とはいえ奈良博も8時には閉まるよ、はよお帰り。

正倉院展は、じっくり観る方は何時間もかかるのかもしれません。そんな方には限られた時間のナイトミュージアムは利用しづらいのでしょう。私は、いつも、お気に入りの展示物を見つけると、それには集中しますが、それ以外は流し観も多いので、ナイトミュージアムはちょうどいい。何より、予約も要らないので、気楽です。

「夜の奈良公園、真っ暗やで、怖い」と息子、怖気づいています。

駐車場から、ライトアップされた大仏殿が臨めます。夜といってもまだ7時なのですが、奈良は夜遊びには不向きな土地柄です。

戦利品、今回はあっさり。今年限定のハンカチ、楓蘇芳染螺鈿槽琵琶のマグネット、主人が欲しがった碁石模様の手ぬぐい。

家族全員での正倉院展観覧、しかもナイトミュージアム、新機軸が二つも重なり、新鮮が二乗で楽しかった!