2022年9月11日、「展覧会 岡本太郎」観覧のため大阪中之島美術館へ。
観覧予約時間より1時間も早く着き、最寄のリーガロイヤルホテル大阪で時間稼ぎ。
主人め、なんでこんなピンボケに撮るかな。
大阪の迎賓館。名物、紅葉の緞通。
主人は学生の頃、このホテルの宴会場でウェイターのアルバイトをしていました。
主人の実家は中之島の最寄りなのです。
梅田の大都会を自転車で彷徨していた、主人は生え抜きのCityBoyなのです。
「パパ、今日はルンルンだね」
「ここらへん、パパの庭なんで」
ホテルからすぐ、埋蔵文化発掘調査中。
どの時代のどの遺跡の調査なのか。
ちなみに江戸時代ここらへん一帯、大名の蔵屋敷が集結していました。
ずばり商都大阪、です。
大阪中之島美術館。
今年の2月2日に開館したばかり。
もんげーかっこよ!
私は、岡本太郎さんの発言が、古今東西どの名言より、細胞に染みるのです。
備忘録として、記していきます。
信念のためには、たとえ破れると分かっていても、己を貫く。
そういう精神の高貴さがなくて、何が人間ぞと僕は言いたいんだ。
いいかい、怖かったら怖いほど、逆にそこへ飛び込むんだ。
危険だ、という道は必ず、自分の行きたい道なのだ。
本当はそっちに進みたいんだ。
危険だから生きる意味があるんだ。
情欲に流されるのはいい。
だけど、流されているという自覚を持つんだ。
僕は口が裂けても「諦めろ」などとは言わない。
孤独で、自分と戦っている人間は、鏡に向かって対話するんだよ。
孤独を純粋に貫けば貫くほど、逆にそれは魅力になってくる。
人生は、他人を負かすなんてケチ臭い卑小なものではない。
今までの自分なんか蹴飛ばしてやる。
そのくらいで、ちょうどいい。
子供の頃から私は自分の胸の奥深いところに神聖な火が燃えているという、動かしがたい感覚を持っていた。それは誰にも冒させることのできない、絶対的な存在感なのだ。
おれは神聖な火炎を大事にして、守ろうとしている。
大事にするから、弱くなってしまうのだ。
己自身と闘え。
自分自身を突きとばせばいいのだ。
炎はその瞬間に燃え上がり、あとは無。
――爆発するんだ。
逃げない、はればれと立ち向かう、それが僕のモットーだ。
血を流してニッコリ笑っている。
それが命がけの僕の遊びさ。