かたたがえ

2022.6.26 この世で浄土の色が見える ―当尾の里 浄瑠璃寺―

2022年6月26日、浄瑠璃寺の門前、塔尾茶屋。
酷暑に猫ちゃんたちが庇の影に。

なつかしい田舎の実家のようなお食事処。

お食事ができあがるまで、猫ちゃんたちを見に行こう。

入り口に通せんぼ猫ちゃん。
ここの飼い猫ではないのです。

みんな地域猫だそう。
ここ当尾の里は、地域で猫を保護しています。

当尾の里を訪れるのは2019年10月以来。
塔尾茶屋のとろろ定食、相変わらずおいしかった。

蕨餅も健在。
健やかなご御馳走です。

さて、浄瑠璃寺へ。
自然に任せているようで放任というわけではない山雅。

本堂の阿弥陀堂には、九体阿弥陀如来像が鎮座坐す。

阿弥陀堂の正面には阿字池。
そして対岸には三重塔。

池のほとり、あおもみじ。
この世で浄土の色が見える。

池のほとりを巡り、三重塔へ。
薬師如来が納められています。

三重塔から阿字池と本堂を見守る。
東の薬師、西の阿弥陀、これが浄土庭園の形式です。

ここは京都の寺院ですが文化圏は奈良なので、長閑で静かです。

「おら、赤ちゃんのときから、ここにお参りにきているね」

本堂の入り口、ここにも地域猫が。

参拝客が皆やさしいのでしょう。
猫が人馴れしています。

ドラえもんの石像。
11歳の息子と撮影。

これは2歳のときの息子。
こんな小さかったのにね。

門前の紫陽花の群れに、まだ水無月だという事実を気取らされました。

浄瑠璃寺の緑なす門前、日本人の心の故郷の光景。

ふりかえると泣きそうな。

あおもみじの浄土。