幻燈 人生には、全てをなくしても、 それに値するような何かがあるんじゃないだろうか。 ―『風とライオン』― 息子はいつも懇談で担任の先生から「誰とでも大丈夫、誰とでも分け隔てなく接する、Rくんの素晴らしいところです」とお褒めいただいていて、ああもう保育園からずっと同じこと言われてきたな、と既視感に浸り続ける春の常。人間を含む生きとし生けるものは、... 2024.04.12 幻燈
my favorite 2024.4.6 たましいのかえるところ ―牽牛子塚古墳と越塚御門古墳を訪ねて― 2024年4月6日、大和飛鳥の石舞台、2年ぶりに春の明日香村サイクリングへ。薄曇りで、陽射しに苦しめられることもない、最適なサイクリング日和。飛鳥川沿いに北上。ちょうど桜が見ごろ、眼福眼福。見慣れた橘寺も、春景色は格別です。飛鳥のど真ん中の... 2024.04.06 my favoriteならだより
かたたがえ 2024.3.31 湖の都 覇王の無念 2024年3月31日、3年ぶりに琵琶湖のほとり三井寺へ。春まだ早き、桜のつぼみは硬いまま。鐘楼、三井の晩鐘。近江八景の一つ。鉄鼠、「比叡山摩訶不思議伝説ウォークスタンプラリー2024」の看板。あー、比叡山、ぜんぜん行ってへん。そろそろ行かな... 2024.03.31 かたたがえ
workshop 2024.3.23 お休みの日のお楽しみ 4年目 2024年3月23日、ミモザのリース作り、4年目。今年も、橿原市の手芸カフェ、サンデートリートさんへ。今日は朝からずっと雨。寒い寒い。今年は2月までは暖冬でしたが、3月が寒の戻り。あらゆる花のつぼみも冷え固まったまま。寒いこともあり、今年は... 2024.03.23 workshopならだより
波斯へ 自分が見える一番遠くに行ってみなさい。そこに着いたらさらに遠くが見えるようになります。 2023年1月からイラン文化センターでペルシア語講座をWeb受講しています。イラン大使館主催の、とても充実した講座です。ちなみに、私がいちばん嫌いな言葉は、「人脈」。ペルシア語を習ってほんとうに良かったのは、ペルシア語を習う人には「人脈」目... 2024.03.16 波斯へ
my favorite مرزبان マルズバーン 辺境伯 ―鸕野讃良皇女― ⒸFreepik特別史跡の古墳7基のうち5基は奈良県に在り。高松塚・キトラ・石舞台・巣山、そして桜井市の文殊院西古墳。ちなみに5基のなかで最も聞き慣れない巣山古墳は、私が通っていた中学の最寄り。身近すぎて、探索するのも恥ずかしい。奈良の田舎... 2024.03.15 my favorite飛鳥へ
my favorite あのひとがいない、もう、この世のどこにも。 ―聖徳太子と藤原不比等― ©O-DAN『日本書紀』の立役者は藤原不比等です。聖徳太子像を描き上げ、蘇我氏を朝敵に仕立て上げ、持統天皇の懐刀としてこの国を思うがまま動かした。ともあれ、不比等が日本の礎を固めたことに誰も異存はないでしょう。不比等は天智天皇の落胤との説が... 2024.03.14 my favorite飛鳥へ
my favorite あなたは裏切られるほどの逸材か ―生きた歴史 藤原氏― 談山神社 Ⓒ近畿日本鉄道いまはむかし、私は奈良の桜井の多武峰、談山神社で巫女をしていました。世阿弥の足跡を辿って多武峰をたまたま訪ねてみたら、「巫女さんしてみいひんか」と神職の方にスカウトされたのです。談山神社は、大祭の日には五摂家の殿様方... 2024.03.13 my favorite飛鳥へ
my favorite ふたりの王女 ―鏡王女と額田王― Ⓒpublic domain「ふたりの女王」ならイングランドのエリザベスとスコットランドのメアリですが、「ふたりの王女」は本邦での鏡王女と額田王。少女漫画の金字塔『ガラスの仮面』の劇中劇でもありましたか。オリゲルドとアルディス、最高でした。... 2024.03.12 my favorite飛鳥へ
my favorite アムダリアとシルダリアのはざまへ ―組曲飛鳥― 2020年12月、中村哲先生を偲んで思ったこと。先生の魂は、アラル海へ注がれるふたつの河川アムダリアとシルダリアのはざま、命を懸けられた地に留まるに納まらない。私の容貌は弥生人のベースに大きな目と二重瞼を移植した、10%だけ縄文人のハイブリ... 2024.03.11 my favorite飛鳥へ