
2025年11月16日、奈良県桜井市の箸墓古墳の最寄り、箸中地区が主催される「わが里の歴史教室」の講演を拝聴しに向かいました。
演者の浦西勉先生は奈良大学通信教育部の民俗学のテキストの著者でもあり、関西の民俗学の権威です。司会の松田度(わたる)先生は大淀町教育委員会学芸員で、考古学の先生です。私は松田先生の論文を、自分の奈良大学通信教育部の卒業論文の参考にさせてもらいました。
春の第1回の歴史教室を行き損ねたので、今回、挽回の意気込みで臨みました。

箸墓を東へ向かっててくてく歩いて箸中地区へ。いたるところに今回の講演のチラシが貼ってありました。

國津神社を通ると、三輪山がもう目の前。

ああ、三輪山があんな近い。なんて美しい。

講演会場はここ、三輪山慶運寺。寺の山号も、三輪山なんだ、すごい。

浦西先生は偉ぶるところがまったくなく、言いたいことが有り余って言葉が追い付かないような、親近感の湧く御方でした。松田先生は優しく穏やかで、でもとてもcleverで、浦西先生のサポートを万全に勤めておられました。
講演内容は詳細他言はしませんが、神と仏と迎える正月行事についての講義で、古い古い神代から続く奈良市から桜井市にかけての山の辺の道の、神社と寺院の神宮寺の結びつきが手に取れるように教わることができました。また、別の地区の氏子の若いイケメンのお兄さんが参加されていて、途絶えそうなその地区での荘厳行事をなんとか繋いでいこうとされている、そんな切なるお話も聞けて、胸が熱くなりました。
素晴らしい、まさに現地主義の民俗学の講義でした。

帰路、ホケノ山古墳の横を通って。ここらあたり、オオヤマト古墳群の領域です。

國津神社もきちんとお参り。拝殿の横に神輿が見えます。伝統を一生懸命に守っておられるのです。

案内看板に示される古墳や寺社仏閣がもう、古代史の綺羅星のような有名どころばかり。

JRの路線の向こう、西陽が。そして、箸墓。

箸墓の手前、三輪素麺山本の工場です。
三輪山と箸墓のはざまの最高の立地で造られている山本さんの三輪素麺、まさに神様のおさがりです。

東へ振り返って、三輪山を望む。
私の祖母は三輪の出身です。あまり三輪のことを聞けなかったのは残念ですが。
私は二上山の麓の出身、葛城の者ですが、ルーツの支流でもある三輪や山の辺の道を訪ねることに最近は夢中になっています。
大和盆地の日の出と日の入りを司る三輪と葛城、私も卑弥呼と同じ景色を見て育ったので。
ここがとても、なつかしいので。


