ならだより

2022.3.6 私たちのほうこそ助けられている

2022年3月6日、東大寺境内、寒い日曜日の朝。おなかの大きな鹿。赤ちゃんもうすぐ生まれるね。

東大寺幼稚園。大仏池が目の前。子どもたち、大仏様のお膝元。

東大寺福祉事業団のチャリティとして陶芸作家の方々からご寄付された作品の特別販売に参加するため、今朝は奈良親子レスパイトハウスまで。

約束の10時まで時間があるので、最寄りの工場跡事務室でモーニング。

テーブル席は調光が抜群で、とても綺麗に写真が撮れました。

薫り高いハーブティ。デザートのヨーグルト、自家製の梅ジャムを添えて。

静かでけっこうなのですが、秋とは段違いに閑散とした冬の奈良。さすがに寂しいです。

正倉院の近くの枯れ葉野、まぶしいのか、眠いのか、笑っているような鹿。

模擬試験を終え、息子合流。どんぐりを拾って鹿を招き寄せ。

「もうどんぐりないの?」
「待って、探してくる」

この細長い葉、椎の木だとGoogle Lensが教えてくれました。ほんと、便利な世の中。

主人曰く、椎の木の下草に、ほぼ鳥に食べられて皮ばかり落ちているのですが、まれに程度の良いどんぐりが残っているそうな。

大仏殿の西向きのなだらかな芝、息子はあんなところまでどんぐりを探しに行っています。
どんぐり拾い自体、楽しいし、どんぐりで鹿を寄せるのも、もちろん楽しいので。

10時、奈良親子レスパイトハウスへ。作家さんたちの作品、申し訳ないくらいのお値段です。

息子もたくさん選びました。食卓がにぎやかになります。

主人も、遅ればせながら、奈良親子レスパイトハウスの会員になりました。「世界が広がった」と感心して。

私たちのほうこそ助けられている、いつもそう思うのです。東大寺の境内、奈良親子レスパイトハウスの門をくぐると。