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塩をひとさじ

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奈良大学通信教育部に2017年から通い、いろいろ実感を伴って知ったこと。
高卒や大学中退など、3年編入を認められない方に、奈良大学通信教育部はおすすめできないということ。

先ず、何をもってして通信制大学に通いたいのか。
もし、大学卒業資格が目当てなら、例えば産業能率大学のような、若い世代の方が多く通われる通信制大学を選んだほうがいいでしょう。そういった大学は生徒間のコミュニティも盛んで、卒業論文や現地スクーリングなどが不要な、負担の少ないカリキュラムとなっています。

卒業論文が書きたい、それ目当てで奈良大学通信教育部に入学される方もいらっしゃるでしょう。
しかし、あなたは論文というものを書いた経験がありますか? 論文以前に、レポートを書いた経験は?
ここらへん、奈良大学通信教育部は、放置です。
レポートが1枚も書けずに奈良大学通信教育部を退学していった方を、何人も知っています。
私だって教養科目30単位免除がなければ、奈良大学通信教育部、くじけていたと思います。

どうしても考古学や史学を奈良大学通信教育部で学びたいのなら、私は卒業論文草稿提出まで来たので最後まで突き進みますが、もしやり直せるのなら、先ず、自由が丘産能短期大学通信教育部で短大卒業の資格を取ってから、奈良大学通信教育部の3年に編入する道を選びます。
そのほうが奈良大学通信教育部でダイレクトに考古学や史学を学べ、そこへ至るまでに単位取得のノウハウなどが身に付き、格段にラクだからです。

奈良大学通信教育部は、社会経験豊富で、歴史や文化に精通した、錚々たる人生の達人が集う学び舎です。正直、本学より通信教育部のほうが学生のレベルは高いと思います。
だから、奈良大学通信教育部は、1年入学の方には厳しい環境だと、しみじみ思い知るのです。
私だって1年入学なのですから。
奈良大学通信教育部の学生数の内訳、1年入学は約70名、3年編入は約280名、1対4の比率です。比して、最終学年の4年生にしか開講されない演習Ⅲのスクーリングに参加されていた1年入学の学生は、私を含めても、総数の10分の1ほどでした。1対4から1対10へ。これが何を物語るのか、です。

塩をひとさじ。
この記事をお読みの方で奈良大学通信教育部の入学を考慮中の方がいらっしゃるのなら、私のしょっぱい意見、どうか御賞味いただければ幸いです。