my favorite

2021.4.28 瓊花 Solitude

私のハンドルネーム瓊花は、奈良は西ノ京の唐招提寺に永眠される、鑑真和上ゆかりの白い花の名前です。瓊花の見た目は、木に咲く紫陽花、でしょうか。清楚なのに豪華、憧れの花です。私のハンドルネーム、実に名前負けです。数年前になりますが、唐招提寺で初...
nara university

決めるのは私

2024年2月16日から18日まで、文化財学演習Ⅲに参加。5年ぶりの現地スクーリングで、思っていた以上に疲労困憊。とにかく、これで卒論以外の必修科目は終了。今回のスクーリングの最終日には学友会(卒業生)主催の相談会が開催されました。先輩方、...
書架

「先生」のために

家族が寝静まった真夜中にひとり懐かしく中原中也の詩を詠んだら不覚にも、わあわあ泣いてしまいました。『生い立ちの歌』Ⅰ    幼 年 時私の上に降る雪は真綿のようでありました    少 年 時私の上に降る雪は霙(みぞれ)のようでありました  ...
書架

ヘミングウェイの神話

久しぶりにヘミングウェイの『インディアン・キャンプ』を読み直してみました。邦訳にして10ページにも満たない短編ですが、傑作中の傑作です。主人公のニックが医者である父と叔父のジョージと釣り目当てに湖でキャンプを楽しんでいたが、原住民(小説では...
波斯へ

命じられたのなら、従うしかない。

思えば、私がイランやペルシアを含むオリエントの魅力に目覚めさせられたのは、20代の頃にイタリア半島を1ヶ月ほど旅したときでした。当時、ローマの法王庁のドームのてっぺん辺りに素晴らしいカメオを廉価で扱う店があり、そこで修道女相手に求めている品...
ephemera

巡り巡って、また初心。

私が現地スクーリングに参加するのは、2019年2月の奈良文化論と仏教考古学と、2019年3月の文化財学講読Ⅱ以来、実に5年ぶり。初心忘るべからずどころか、巡り巡って、また初心。一日遅れのバレンタインは、富雄駅近くのパティスリーエメラのケーキ...
ならだより

2023.8.13 夏の盛りのピアノリサイタル

奈良県御所市に神代の昔から鎮座坐す葛木御歳(かつらぎみとし)神社。当代の東川(うのかわ)宮司は、一時期廃れかけていたこの由緒正しい古社の中興者。質の良いイベントをたくさん企画され、参拝者の情操へ、絶え間ない波のように投げかけておられます。右...
ならだより

2023.8.12 寧楽 追善の逍遙

奈良市の西部、学園前。白庭台に首位を奪われるまでは、奈良県の高級住宅街といえば学園前でした。旬を少し過ぎた今くらいの学園前が、実は私は好きなのです。近鉄学園前駅の目の前のショッピングモール「パラディ」。ここの飲食店フロアに中国西安料理「王楽...
かたたがえ

2023.8.11 神戸 既視感

お墓参り。朝5時起きで、兵庫の山間の霊園まで。墓じまいされて更地になっている箇所が、今年は目立ちました。主人が三男坊の我が家、後を継がないので墓をどうするとも考えなくていいのですが、東京で根を生やした甥の負担にならなければいいのに、とは思っ...
my favorite

生きてまた、会いにきたのだと、ペルシア語で。

イラン大使館のペルシア語講座は、11クラス用意されています。4年間かけて上級まで辿り着けるかどうか。しかし、挑戦するにふさわしい課題だと思うのです。語学習得には辞書は必須。ひよっこなので単語帳でなんとか賄えられていますが、そろそろ本格的なペ...