書架 「先生」のために 家族が寝静まった真夜中にひとり懐かしく中原中也の詩を詠んだら不覚にも、わあわあ泣いてしまいました。『生い立ちの歌』Ⅰ 幼 年 時私の上に降る雪は真綿のようでありました 少 年 時私の上に降る雪は霙(みぞれ)のようでありました ... 2024.02.19 書架
書架 ヘミングウェイの神話 久しぶりにヘミングウェイの『インディアン・キャンプ』を読み直してみました。邦訳にして10ページにも満たない短編ですが、傑作中の傑作です。主人公のニックが医者である父と叔父のジョージと釣り目当てに湖でキャンプを楽しんでいたが、原住民(小説では... 2024.02.18 書架
波斯へ 命じられたのなら、従うしかない。 思えば、私がイランやペルシアを含むオリエントの魅力に目覚めさせられたのは、20代の頃にイタリア半島を1ヶ月ほど旅したときでした。当時、ローマの法王庁のドームのてっぺん辺りに素晴らしいカメオを廉価で扱う店があり、そこで修道女相手に求めている品... 2024.02.17 波斯へ
my favorite 生きてまた、会いにきたのだと、ペルシア語で。 イラン大使館のペルシア語講座は、11クラス用意されています。4年間かけて上級まで辿り着けるかどうか。しかし、挑戦するにふさわしい課題だと思うのです。語学習得には辞書は必須。ひよっこなので単語帳でなんとか賄えられていますが、そろそろ本格的なペ... 2024.02.12 my favorite波斯へ
nara university Are you ready? I’m desperate! ©O-DANスクーリングの文化財学演習Ⅲは、卒業研究発表を求められます。自分の卒業論文の、プレゼンテーションです。A4用紙4枚分のレジュメを作って持参しなければいけません。そして、15分間の研究発表と5分間の質疑応答を求められます。レジュメ... 2024.02.10 nara university
ephemera 影の世界にはもううんざり もう、卒業論文以外の勉強、したくない。卒業論文クリアしたら、卒業したい。本音炸裂。©O-DANこの時シャロットの女は再び「サー・ランスロット」と叫んで、忽ち窓の傍に馳け寄って蒼き顔を半ば世の中に突き出す。人と馬とは、高き台の下を、遠きに去る... 2024.02.07 ephemera
my favorite 人生は意義ある悲劇だ。それで美しいのだ。生き甲斐がある。 ―軽皇子と衣通姫 大伯皇女と大津皇子― 奈良国立博物館の展示で、愛媛県川之江市(現在の四国中央市)出土の弥生時代の銅鉾を観たとき、ふっと、悲劇の皇子の生涯を刻んだ本を思い出しました。その本の題は『流刑の皇子』。木梨軽皇子(きなしのかるのみこ)、記紀の悲劇の皇子が主人公です。作者の... 2024.02.06 my favorite飛鳥へ
nara university 私が考古学という人間の歴史を学ぼうと思うのも、人間に希望を持っているからです。 同じ奈良市内でも、奈良大学ではなく、帝塚山大学の市民大学講座、ケーブルテレビで視聴できるのです。この講座は、帝塚山大学考古学研究所主催の歴史講座がメインで、私もよく視聴しています。で、2023年2月25日に開催された、深澤芳樹先生のご講演「... 2024.02.05 nara university
my favorite 傷ついたのは、生きたから。 タイトルは作家高見順の言葉です。シルクロード学を勉強していて、不意に思いかえした言葉です。みなさまもうとっくにお気づきでしょうが、私はイラン・ペルシア文化が大好きです。大月氏の後継であるクシャーン朝がイラン系遊牧民エフタルに破れ、中央アジア... 2024.02.03 my favorite波斯へ
my favorite ナニゴトノ不思議ナケレド。 古代ペルシアと聞くと、ギリシア側から見ていた自分がいます。小国のアテネとスパルタが、巨大なオリエントの帝国を破る、どきどきしますね。ですが、奈良にはペルシアの残り香が。紀元前、アケメネス朝ペルシア帝国、セレウコス朝シリア王国、アルサケス朝パ... 2024.02.02 my favorite波斯へ