ならだより

2020.4.30 飛鳥から壷坂へ

2020年4月30日、明日香村へ。先ずは飛鳥寺、飛鳥大仏。撮影可能なのですが、上手く撮れない、いつも。

てくてく歩いて、蘇我入鹿の首塚へ。背景は甘樫丘です。
飛鳥のど真ん中に据えられた塚、いつも誰かがお参りに。

小腹が空いたので、万葉文化館に隣接した特産品販売所「飛鳥の郷 万葉人」で、亀形石造物をモチーフにした手作り蒟蒻「かめこん」を買いました。紫蘇ジュースも、必ず。

高取町の壷阪寺まで足を延ばしました。仁王門の仁王様の下駄を履くと、健脚になるそう。

室町時代に再建された三重塔。眼病封じのお寺だけあって、眼鏡を茅の輪のようにくぐってお参り。

たまたま伺ったその日が、ご本尊十一面千手観音菩薩像のお身ぬぐい祈願の開始日で、昨年春に目を患った私、これも奇しきご縁だと感謝して、お身ぬぐいに参加しました。

ご本尊、瞳孔が開きっぱなしの明眸。しかし威嚇するような気配はなく、フラットな穏やかな眼差しでした。
ご本尊、女優の木の実ナナさん似で、反射的に古谷一行さんや火野正平さんを思い出してしまいました。
どんなドラマ視ていたか、バレバレですね。

天竺渡来の大観音石像の脇の下に、大きな蜂の巣が! 息子、このときにはまだ気づいていません。

寝釈迦。ここはインド? このあと、蜂の巣に気づいた息子、飛び上がって逃げていきました。

こんな感じで、いたるところ石仏だらけ。
びっくり仰天なお寺ではありますが、目の不自由な方々への福祉事業が盛んで、実務のお寺でもあります。

はじまりは、目を患った元正天皇の祈願寺院。1300年経て今もなお、これだけの栄華を誇る壷阪寺、その秘密、探ってみたくなりました。