ならだより

2020.11.1 ならまちに神鹿を探して

2020年11月1日、近鉄奈良駅の最寄り、息子の疣の切除のために通院している形成外科へ。土日でも手術可能なクリニックです。で、術前の採血、無事終了。

クリニックは小西さくら通り。そこから餅飯殿商店街へ向かうまでの小路に、居酒屋「とよのあかり すずの音」。こちら、お昼時はランチ営業をされています。
おなか空いたね、ここでお昼ご飯にしよう。私は一番人気の鶏吸い唐揚げセットにしました。期待を裏切らないルックス。

こちら、不意に立ち寄って大正解。カリッカリの唐揚げ、チキンカツ、どれもおいしくて800円からと安価。
ボリュームたっぷり、息子のおなか、はちきれそう。
次は草鍋にしよう。主人はアマゴ酒とのこと。

餅飯殿商店街を腹ごなしにぶらぶら。「革遊びHARUHINO」の軒先、かわいい鹿のキーホルダーが、ネーム刻印サービスの言葉を添えて掲げられていたものだから、持ち物に名前を入れることが大好きな私の足はここで止まってしまい。

アルファベットで名前、捺してもらいました。息子は3文字、私は6文字、6文字までは刻印可能です。

こちら、正倉院文様を組み込んだ革製品で有名なお店みたいです。知らなかったなあ。

革遊びHARUHINO 古都奈良のレザーグッズ専門ブランド・令和ゆかりの奈良財布・バッグ
奈良市もちいどの商店街にあるレザークラフトショップです。財布、バッグから、名刺入れ、キーホルダーやアクセサリーの小物まで、ハンドメイドのレザーアイテムを幅広く製作・販売しています。すべて古都奈良の熟練職人による手作り製品です。

餅飯殿商店街の夢長屋、ちいさなお店の集まりの一つ「えみいろ。」は店主さんがお留守でしたが、私たちが帰ろうとしたら、ちょうど、戻ってこられました。

これも御縁だと思い店内へ入ると、日本の伝統色の革小物の色彩に目を奪われました。

かわいい形! 上品な色! おまけにどの品にも鹿の焼き印が!

キーホルダーと鍵帽子、私自身へプレゼント。息子は赤い消しゴムケースをおねだり。
消しゴムケースにしては値が張りましたが、息子、今日は生まれて初めて血を抜いたし、いい子で我慢していたし、ご褒美です。

「ママの鹿さん、やさしいピンクだね」
「これは珊瑚色。ほっとするピンク」
ピンクには桜や桃紅もありましたが、落ち着いて品のある珊瑚にしました。

東向から餅飯殿や下御門までの、近鉄奈良駅前の商店街は混雑するので、あまり足を向けない私ですが、たまに訪ねると素敵な可愛いお店がいっぱいで、やはりWindow Shoppingは良い刺激だと再認識しました。

「HARUHINO」も「えみいろ。」も、直に知れたときの驚きと嬉しさ、日常の冒険です。

奈良 手染め革製品と革雑貨 えみいろ。
「笑顔を咲かせる色」をテーマに、 日本の伝統色や四季の折々からイメージした色を用いて、奈良の職人が丁寧に手染めした革製品のブランドEMIIIRO.のホームページです。

なら工藝館。とっても立派な建物、失礼ながら、トイレ拠点です。
消しゴムで奈良一刀彫をレクチャー、その録画と現物に、息子、釘付け。

奈良はちらほら紅葉が始まっています。今年も冬ごもりを強いられそうですが、それは得心済み。

珊瑚のなかの神鹿のように、ゆったりかまえて過ごします。

【公式】 なら工藝館 | Nara Crafts Museum - 日本の伝統工芸の原点を知る・学ぶ
なら工藝館の公式サイトです。長い歴史の中で研ぎ澄まされてきた奈良工芸の一層の振興発展を図るために、(1)受け継ぐ(2)創作する(3)開放するの三つを基本理念とした施設です。ぜひお立ち寄りください。