ならだより

2023.7.17 古代豪族葛城氏の産土へ

7月17日月曜日、奈良盆地の南西部の御所市、葛城一言主神社へ。
用向きは、門前の農産物直売所で、吐田米を買うこと。
金剛葛城山系ふもとのここらあたり、旧吐田郷といいまして、とても美味しいお米が採れるのです。吐田米は京都の高級料亭が買占め、地元でも手に入りにくい幻のお米。まさかのこの古式ゆかしいお宮さんのお膝下で手に入るとは。私もこの春に知ったばかり。

私は大津皇子が眠る二上山のふもとの町、大和高田市生まれ。古代豪族葛城氏の勢力圏内の出身です。
葛城一言主神社は言うなれば葛城氏の本陣、格式の高い神社ですが、いつお参りしてもあたたかい、私にはとても落ち着く場所なのです。

葛城氏の神は、一言主。その神と対峙したのがワカタケル大王、雄略天皇。
この像は、雄略天皇です。めちゃくちゃかっこいい!
古代の英雄とも梟雄とも謂える大王の光背として、夏の緑が光を透かし、輝いています。きーれーい!

逆光で写真を撮ると虹のようなフレアが出ます。誰にでも出ます。
私は寺社仏閣を訪れることは大好きですが、スピリチュアル的な浅薄な感情はどこにも持ち合わせていません。
見える以上のものを見ようとする前に、先ず現実を、つまり自分自身を見据えるべきではないでしょうか。

樹齢1200年の大銀杏と息子。
せいたかのっぽの大先輩だね。