中沢新一氏の問題作。
めっぽう面白いのですが、これを私の卒業論文の参考文献に載せる勇気はございません。
中沢先生は智識の辺境の住人で、そこに煮凝る思想を喰らいつくすおつもりです。
私もいずれお相伴に与りたいものの、今はまだまだ役不足、です。
精霊とは何ぞや?
ミシャグジ様とは?
それは、誰の影響も受けない者、ということではないでしょうか。
思索するとはこういうことよ。
湧き上がるおのれ自身に筋道をつけるということよ。
けだし、おのれを持たざる者が思索とは、いったい何の冗談か。
こんな口上が聞こえてきそうです。