2024年8月4日、生駒ふるさとミュージアムにて夏休み子どもワークショップイベント「生駒妖怪博物館をつくろう!」に参加。
小学1年生から中学3年生までが参加対象で、19名の子どもたちが抽選で選ばれました。
うちの息子、なんと中学生で唯一の参加となり、当初はめげていましたが、芸術講師の井上章太先生に「自分はこっち側(スタッフ側)やな!」と勧奨され、すっかりほだされた様子。
ワークショップは3日間で、初日の今日は「鬼伝説を調べてみよう」のテーマから、午前は妖怪文化研究家の木下昌美さんを講師に、奈良県の鬼伝説の講義を受けました。それを踏まえ、生駒市が用意してくれたバスでフィールドワークに出発、行き先は生駒山の宝山寺。
宝山寺、生駒の聖天さん。通い慣れたお寺ですが、フィールドワークとして訪れると新鮮です。
生駒山で悪行を働いていた鬼の夫婦の前鬼(ぜんき)と後鬼(ごき)を、役行者が閉じ込めた般若窟。
生駒山には鬼伝説がたくさん残っています。妖怪と鬼の区別はあるかと思いますが、こことは違う世界の住人であることが共通項でしょう。
生駒ふるさとミュージアムに戻り、昼食後、美術家の井上先生を講師に妖怪博物館を飾る鬼のお面作り。その前に、妖怪博物館のパスポートともなる目玉ペンダントの制作。「妖怪なんやし、もうめちゃくちゃ怖ぁして、気持ち悪ぅしてな」と井上先生。
さて、お面作り。先ずはテラコッタの粘土を土台に均一に張り、それから飾って盛っていきます。
手先が器用な息子は丁寧に作業をするので、井上先生に「ええ仕事する」と褒められました。
なかなかの傑作! 上下ぶっちがいの牙がいい!
「君は芸術方面、マジで向いてる。お世辞やないよ。必ず14日と15日、スタッフで参加してな。君は背も高いし、役に立つ」と井上先生に絶賛されて、ここのところ体調を崩していた息子、久々に満面の笑顔を見せてくれました。
記念撮影。お面を着けているので、SNS掲載も大丈夫。
スタッフと保護者一同、子どもたちのお面の見事さに感動。何より、生駒ふるさとミュージアムの中庭、このロケーションの素晴らしさ。まるで生駒山から小鬼たちが降りてきたようで。
さあ、目玉のペンダントも接着剤が完全に乾きました。これを着けて、来週は妖怪博物館の設営と発表です。