ならだより

2024.8.16 大和郡山城下町 御金魚帖めぐり

2024年8月16日、所用の際、斑鳩町を通り過ぎ。現存最古の仏塔、法起寺の塔の九輪が見えてきました。

法起寺は、聖徳太子の息子の山背大兄王の岡本宮と伝えられます。

法隆寺は広大で、参道も境内もかなり歩いてようやく本堂に辿り着く。しかし、法起寺はこの通り、車窓からも手に取れるよう。

1300年前の塔がこんな身近。このあたり、車で通るのが楽しみなのも、この塔ゆえ。

で、今日は、大和郡山市の柳町商店街「金魚ストリート」のスタンプラリーに挑戦。

特別な本屋さん「とほん」さんで、朱印帳ならぬ御金魚帖を購入。先ずは、このレンタルスペース柳花簾のお店3件の金魚スタンプをゲット。

ガラススタンド「ハンド」さんの金魚。バーナーでガラス作品を製作中。

御金魚帖と地図を入れた袋はなんと、金魚すくいのビニール袋!

Kcoffeeさん。元ガソリンスタンド。

郡山八幡神社。郡山城の鎮守のお宮さん。野球のグラブを寄付で集め、カリブの子どもたちに贈る活動をされている「グラブ神社」でもあります。

向かって右隣りの家屋の窓、すごい。どういう構造なのか。

再び、とほんさんの前。

K-Poolさん。デザインの会社です。

右、ほうじ茶専門店「さや香茶」さん。左隣は荒物屋さん。なつかしい雰囲気。

吉原呉服店さん。シャッター半開き、勝手に入ってスタンプして良いみたいです。

北谷呉服店さん。こちらも勝手に入ってスタンプして良いようで。

イシガミさんは時計や宝飾を扱うお店。軒先でスタンプOK。

交通看板も金魚の意匠なのです。

昭和の広告看板を金魚の紹介にアレンジ。

いざかや一心さんと行政書士笠井省吾自宅のスタンプ。灰皿スタンドも金魚。

酢谷呉服店さん。柳町商店街は呉服店さんが多い。城下町で遊廓街、かなり需要があったのでしょう。

金魚カフェの柳楽屋さん。中に入らなくても、お品を買わなくても、スタンプはできます。

鶴田昆布店さんは、うどん屋さんでもあります。昆布だしの良い香りがしました。

十津川農園さんはお花屋さん。息子、「スタンプいいですか」と。「ええよ。お入り」とお店の強面のご主人、笑顔で迎えてくださいました。

京都銀行さん。涼しい! 生き返る!

奈良信用金庫さん。同じく冷房でキンキンに冷えていて、ありがたかったです。

大和郡山市と言えば本家菊屋さん。こちらが本店。天正13年(1585)、豊臣秀長が入城した際に伴った菓子職人菊屋治兵衛が開いたのが始まり。創業400年を優に超す、奈良県最古の御菓子司です。

菊屋さんの店員さん、一瞬スタンプとはなんぞや? と小首をかしげられたのですが、奥からご主人らしき上品な眉雪の紳士が「ぼん、金魚の御朱印のことやな。いくらでも捺してお行きなはれ。お帳面はお持ちか? ここでも用意できるで。よう暑いなか、訪(たん)ねてくれはった、おおきにな」と満面の笑みで出迎えてくださいました。

息子はどのお店にも一声かけてスタンプを依頼して、まるで地道な営業マンのようでした。
店員さんも「御朱印を集めたはる方に久々に会えて、勉強になりました」と。

「めっちゃ頑張った。めっちゃ疲れた」と息子。ご褒美は、菊屋さんの銘菓、御城之口餅。

金魚の御朱印、お店の定休日の曜日がバラバラなので、1回ではコンプリートできません。再度、いや何度も足を運んで、この潜在能力の高い街、大和郡山市を堪能していこうと思います。