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2022.4.2 それは神秘的 ―奥明日香を訪ねて Rainmaker―

2022年4月2日の午前の続き。おなかいっぱい、午後の自転車旅、開始。 明日香村稲渕、義淵僧正開祖の五龍寺のひとつ、龍福寺。ものすごい傾斜の門前。 こちら見学自由のお寺です。日本最古の在銘石塔で有名。銘の主は竹野王、長屋王の近親者とされる女...
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2022.4.2 青春の夢に忠実であれ ―奥明日香を訪ねて Jugendgedenken―

2022年4月2日、息子のたっての希望で奥明日香を自転車で巡ることに。朝9時、石舞台からレンタルサイクルでスタート。 花冷えの曇り空。でも、桜は盛り。春のいちばんいい時期に明日香村を訪れることが叶いました。 先ずは、飛鳥稲淵宮殿跡。難波宮か...
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オッド・アイの哲学

Athena or Alexander the Great©Wikipedia アレクサンドロス大王が褐色とブルーのオッド・アイ(片青眼)だったことは有名。大好きなスタアのデヴィッド・ボウイも薄茶色とブルーのオッド・アイでした。ちなみに、私...
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2022.10.22 無心だった、あのころへ。

2022年10月22日、私の原風景、葛城市の當麻寺へ。ここは東大門。西の二上山に沈む夕陽を崇めるがゆえ、南ではなく東から向かうのです。 私は二上山ふもとの街、大和高田市生まれ。実家から當麻寺までは自転車ですぐ。私には二上山とその表舞台の當麻...
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夢も希望も野望もまぼろしも ―レガリア「王のしるし」―

これまで獲得した奈良大学通信でのレポートや試験結果の詳細は、もうあまり書かないようにしようと思っていましたが、史料学概論は格別に思い入れのある科目だったので、詳細を綴ろうと思います。史料学概論のレポートは、着眼点と独創性がA以外は、低評価。...
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2021.4.28 瓊花 Solitude

私のハンドルネーム瓊花は、奈良は西ノ京の唐招提寺に永眠される、鑑真和上ゆかりの白い花の名前です。瓊花の見た目は、木に咲く紫陽花、でしょうか。清楚なのに豪華、憧れの花です。私のハンドルネーム、実に名前負けです。 数年前になりますが、唐招提寺で...
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決めるのは私

2024年2月16日から18日まで、文化財学演習Ⅲに参加。5年ぶりの現地スクーリングで、思っていた以上に疲労困憊。とにかく、これで卒論以外の必修科目は終了。 今回のスクーリングの最終日には学友会(卒業生)主催の相談会が開催されました。先輩方...
書架

「先生」のために

家族が寝静まった真夜中にひとり懐かしく中原中也の詩を詠んだら不覚にも、わあわあ泣いてしまいました。 『生い立ちの歌』Ⅰ    幼 年 時私の上に降る雪は真綿のようでありました    少 年 時私の上に降る雪は霙(みぞれ)のようでありました ...
書架

ヘミングウェイの神話

久しぶりにヘミングウェイの『インディアン・キャンプ』を読み直してみました。邦訳にして10ページにも満たない短編ですが、傑作中の傑作です。 主人公のニックが医者である父と叔父のジョージと釣り目当てに湖でキャンプを楽しんでいたが、原住民(小説で...
波斯へ

命じられたのなら、従うしかない。

思えば、私がイランやペルシアを含むオリエントの魅力に目覚めさせられたのは、20代の頃にイタリア半島を1ヶ月ほど旅したときでした。当時、ローマの法王庁のドームのてっぺん辺りに素晴らしいカメオを廉価で扱う店があり、そこで修道女相手に求めている品...