ペルシア、アレクサンドロス大王の希望と野望、そして夢と幻。自分で自分の魂の源に辿り着けた、そんな妄想を果てしなく懐かせてくれる、ペルシアそしてシルクロードについて語ります。
永遠に、永遠に、永遠に。 ―イスパニア万華鏡―
なにものにも乱されるな なにものにも驚くなすべては過ぎ去るが 神は変わらない忍耐がすべてに至る道神を体験している人は なにも欠くことがない神のみで満ち足りる 『アビラの聖女テレサの詩』高橋テレサ訳 奈良大学通信教育部の学友Tさん、9月末から...
Golden Road バクトリアと斑鳩を結ぶ道
2021年の年末のこと、古代ユーラシアの金工品についてきちんと調べたくなり、ふと、「そういや奈良大学の図書館って、大学図書館ランキング1位獲ったな」と思い出し、ググってみましたところ、このたび日本考古学協会から6万冊を超える寄贈図書を受入し...
イスパニアだより
ⒸT.S おはようございます。セゴビア、ローマの水道橋、圧巻です!!アビラ、城壁がすごい、中世カスティーリャに引き戻されますね。 スペインは万華鏡のようにケルト、イスラーム、ユダヤの文化と入り混じっていて、とっても魅力的です。スペイン、行っ...
シルクロード追体験
去る8月9日から3日間、奈良大学通信教育部の文化財修復学のスクーリングで同席させていただいた学友Tさんの中国シルクロードの旅行記のダイジェストを、拙ブログでの転載をご了承いただきました。紹介文は、なるべくTさんから都度預かった、旅の臨場感に...
シルクロードの夢 返る
ウルムチ 天池 ⒸT.S 文化財修復学で机を並べたTさん、8月27日からシルクロードを旅行中。新疆ウイグル自治区のウルムチからトルファン、新幹線で敦煌へ。Tさん、毎日、臨場感に溢れる現地の写真を送ってくださり、私の西域熱を再燃させていただく...
しかし、張作霖とは……Radicalですね。
ⒸAmazon 現在のタジキスタンを本拠地としたシルクロードの陰の主役、ソグド人。その研究者として第一人者の森安孝夫先生、阪大名誉教授で中央ユーラシア史の権威です。森安先生のこの著作はもう、とんでもなく面白い! しかし、読んでいて「森安先生...
鉄の道、越境して。 ―『アイアンロード 知られざる古代文明の道』―
ⒸNHK 2020年1月13日に放映されたNHKスペシャル『アイアンロード 知られざる古代文明の道』、これがタイムリー過ぎて、立ち眩みがしてしまいました。 2019年の文化財学講読Ⅱのスクーリング後、深澤先生と卒論について談議中に失笑ふくめ...
無明の闇を破る為に人生はある
ⒸAmazon 2019年12月4日、中村哲先生がアフガンの地で銃撃され亡くなったと知ったとき、私も心を砕かれました。 医師中村哲先生はアフガニスタン緑化の父です。先生がどのような人となりであり、どのように世に貢献されたか、それは私などが語...
預言者と花と暗殺者 ―恵果と瓊花と荊軻―
空海 ⒸWikipedia 弘法大師空海は、私にはその名の通り、空のように海のように広大すぎる存在で、要するに、掴みどころが有るのか無いのか判断に迷うのです。そこへ、入唐した空海と恵果との邂逅は、輪廻という仏教の礎にも等しい概念を、私にポン...
西域点描
ⒸO-DAN シルクロード学のレポート課題のグレートゲーム、列強による19世紀中央アジアの覇権争奪戦、これは日本の現代史にもつながる壮大かつ過酷なPlayです。帝政ロシアの強欲さ、大英帝国の狡猾さ、こういった手合いと同じ土俵に立ちに行く日本...