
今期の奈良大学通信教育部のスクーリングに参加して見聞した情報群のなかで、最も衝撃を受けたもの。
それは、卒業論文。計画書と草稿をクリアして本稿の提出まで至ったとしても、最終審査で不合格を下される方々がそれなりに存在するという、目も当てられない事実。
「けっこう聞くよ、卒論落っこちたから、もう学校も辞めたって人」
唖然としました。私の認識では、卒業論文の本稿提出まで至った人は、どんな稚拙な論拠でも及第点の60点はもらえる、それでしたので。
いや、そんなわけないか、奈良大学通信教育部の学生は優秀な人が多いから、勘違いしていた。
ゆめゆめ疎略を存ずまじう候ふ。御疑ひあるべからず。
けっして粗末に扱うつもりはございません。お疑いなさらぬよう。
『平家物語』忠度の都落ち
うーむ、奈良大学通信教育部、手厳しい。
ゆめ侮るべからず。