2024年８月23日、夏の旅行として和歌山県太地町を予定していましたが、南海トラフ巨大地震の恐れから、急遽、最寄りのモンベル五條店ゲストハウスでの宿泊に切り替えました。こちらのモンベルは何度も利用していますが、宿泊は初めて。
先ずは、昼食。バターチキンカレー、キーマカレー、ガパオライス。メニューは限られていますが、どれもとてもおいしいのです。
２階のテラスでの軽食利用は、宿泊客でなくても可能です。窓から見えるのは、榮山寺、藤原不比等の息子の藤原武智麻呂のお墓を取り囲む緑。
11時くらいに着いたのですが、早々とチェックインを許可していただき、部屋に荷物を置き、食後のお腹休め。
ここはもともと国民宿舎だったのです。ゲストハウスを銘打ってはいますが、トイレとお風呂が共同なだけで、お部屋はこの通り、とても広くて快適でした。
窓を開けると、吉野川。今からあそこで川遊び。
川遊びの際、こんな有り得ないくらい綺麗な卵形の石を発見。「お石様」と呼び、息子と崇めました。
主人は「そんな整ってるの、どっかの寺か神社の石やで。もしくは墓石」と。持って帰りたくなりましたが、こんな完璧な卵形の石、普通じゃないので、また、基本的に石はその土地の所有者のものなので持ち帰っては窃盗になります。念が籠っているとかより、法的に怖いので、川べりに預けておくだけにしました。
が、惜しむ、その美しさ。
いつ来ても、いい感じの川です。
しかし、むかし、うちの息子はこの川の一番手前の浅瀬で、仰向けにひっくり返って音もなく溺れかけたのです。主人が目の前で見ていたから、すぐさま引き上げることはできたのですが、肝を冷やしました。たった５センチの水深でも溺れることが可能なのです。
息子も主人ももちろん私も、どんなに浅く穏やかでも川では絶対に淵に近づきません。人が行ってはいけない領域なのです。
ここでは、モンベル主催のカヤックやラフティングのイベントが開催されています。アウトドアは専門家と行うべき。
夏休みでも金曜日なので、吉野川、ほぼ貸し切りでした。
榮山寺を通り過ぎ、ゲストハウスへ戻ります。
何度も何度も通っているのに、とっても新鮮。
夕食はバーベキュー。予約制で、食材も設備もすべてモンベルが用意してくれています。
こんなラクチンなバーベキューならいつでもOK。宿泊客でなくても、バーベキュー利用可能です。時間はお昼でも可能。
めちゃくちゃおいしいお肉で、こちらのバーベキューはそれで有名だとのこと。地元のお肉屋さんから仕入れているので、そこのお肉がまたとても良いお肉だそう。主人も息子も大満足、ほんとうにおいしかった！
バーベキューの後は、お風呂。すごく広くて清潔なお風呂で、お湯もかけ流しで、時間帯にもよりますが貸し切り状態で、これも大満足でした。
お布団もふかふかで、昼食代とバーベキュー代と宿泊代と朝食代を併せて、一人１万円もしなかったのです。
「来て良かった」と何度も何度もみんなで繰り返し唱えて、ささやかな夏の旅の初日は終わりました。
