ならだより

2024.8.22 おふさ観音 風鈴まつり

2024年8月22日、毎度おなじみ、近鉄八木駅高架下のグリルマロニエ。今日の日替わり定食は豚の生姜焼き。いつも絶品、はずれなし。

息子は唐揚げ定食をチョイス。私の拙い写真技術では伝わらないかも、この暴れ倒す唐揚げの量!

てくてく歩いて20分、おふさ観音に到着。夏は風鈴まつりのシーズン。

わー、年々盛観になっていっています。

本堂の裏手の日本庭園、赤い提灯が掲げられている建物が、茶房おふさ。

センスあります、このアプローチの飾りつけ。

茶房おふさでは、カレーやかき氷をいただけます。お寺の庫裡のような空間。

この若さあふれる提灯と風鈴の飾りつけ、奈良芸術短期大学の学生さんたちの仕業かも。

私は薔薇ジュースをいただきました。おふさ観音は、薔薇園としても有名なので。薔薇のエッセンスの水割り、夢のような薔薇色。

息子は黒蜜白玉きな粉のかき氷をチョイス。かき氷は私も息子も年に一度くらいしか食べない、今年お初でもしかしたら最後のかき氷。

味見すると、今のかき氷はどこで食べてもふわふわなのだと知れました。すっと溶けて、水のよう、おいしい。でも、この半分の量で商ってほしいな。

かき氷、いつからあんなメガ盛りになったのでしょうか。こちらのかき氷の量は、まだましです。

ほんとうに夢の世界。この季節に久しぶりに来て良かった。

夏のおふさ観音は、実に8年ぶり。前回訪問時、息子は保育園児でした。

赤い提灯、中国や東南アジアを彷彿とさせます。どこか遠くへ連れていかれたよう。

絵になるなあ、どの風景を切り取っても。

風鈴の音色も素晴らしくて、うっとり。

で、メダカも飼われています。コロナ禍でお手すきになったご住職が手すさびに飼育され、今では珍しいメダカのメッカとなっています。

色とりどりの風鈴と提灯は青空によく映えます。

帰るのが惜しくなっちゃうね。起きて見る夢だね。

本堂できちんとお参り。透明ガラスの風鈴の群れ。

鉄器の風鈴が天井に鈴なり。しみいる清澄な音が降ってきます。

帰ろうとすると、突風が一斉に風鈴を掻き鳴らしました。

また来年ね。

そう思えなくなっている自分がいます。

もはや一期一会なのだと。

夏を受け継いでくれる若い人がいて、安心。

砂時計の砂はもう、私には少ない量となっている。

おふさ観音、息子が私を誘ってくれた、それでいいのだと。