workshopかたたがえ

2017.8.27 河内木綿 親と子の体験学習

2017年8月27日、大阪府の八尾市歴史民俗資料館にて、「河内木綿親と子の体験学習」に参加しました。

https://rekimin-yao.jp

藍染のテーブルセンター制作のため、あらかじめ文様を考え、カッターで切り抜いたものを持参。息子、大好きな恐竜ティラノサウルスとアンモナイトの文様にしました。

白抜糊を刷毛で埋めます。親子15組のそれなりの人数でのワークショップに、息子、ちょっと緊張。心細げに「ママ、手伝って」と。わかったわかった。

藍色の面をたくさん出すようにしました。息子の描くティラノサウルスは私のお気に入り。誰が見てもティラノサウルスとわかる単純明快な線が良い。

糊を乾かすのに時間がかかるので、その間に近くの木綿畑で綿を摘みます。ここらへんから、息子も場の空気に馴染むようになりました。

息子「こんなモコモコから布ができるの?」と、小首をかしげていました。

綿繰り機、これで綿と種を取り分けるのです。そのあと、繊維をほぐすために竹製の綿弓で綿打ちをしました。子どもたちの背後に控えた大人たちのほうが、興味津々。

竹製の紡車、糸紡ぎです。くるくる回して、これで綿を糸状に伸ばすのです。おもしろいねえ!

学芸員の李熙連伊(イ・ヒョンイ)先生、とても丁寧に粘り強く子どもたちへ接してくださいました。

さて、糊も固まったので、藍染の開始。先ず、布をまんべんなく水にくぐらせます。そして、立てた藍に浸し、空気に晒し、水でよく洗い、乾かします。手伝っていたので、写真撮る暇もありませんでした。

できあがり! 上手にできたね! 真夏の暑い陽射しの下、頑張って作業をやり遂げて、子どもたちみんな満面の笑み。

これは全員集合写真なのです。ほかのお子さんたちの作品もとってもとっても素晴らしかったのですが、さすがにおひとりおひとりに断りなく載せることはできません。常識です。

自然と色が褪せていきますが、それも踏まえて、日本人に最も似合う色だと思います、藍は。