これからおよそ1か月に渡り、寧楽の都の訪問記を転載します。2024年も残すところ2か月あまり。それまでに、閉鎖したブログの記事を移行し終える予定。これも私の「人生やり残したリスト」の一環で、達成も確定したかと。安堵と満足です。
2017年12月11日、息子と東大寺へ行きました。定番の大仏様の鼻の穴くぐり。これをくぐれると賢くなるそうです。私も大昔にくぐりましたが……
今日は、篠原ともえさんデザインの東大寺オリジナルご朱印帳を買いに。大仏様の光背がお花で、素敵。
裏は良弁椿をしょった春日の神鹿。かわいいですね。
私は「大仏奉賛会」という東大寺友の会の進化系(ポケモン?)に入会していまして、これは会員証です。年パスのようなもので、3人まで拝観料が免除されます。
これはなんでしょう? 息子が大仏殿をスケッチ中に突風とともに舞い降りてきました。東大寺の職員さんにお伺いしますと、大仏殿の角に植わっている菩提樹の実だそうです。
ああ、菩提樹です、たしかに。
「僕に大仏様からのプレゼントやな」と東大寺の職員さんたち。
息子、大事に大事に持って帰りました。
西大寺にも菩提樹はありますが、東大寺にもあるのは知らなかったです。子供のころから数え切れないほど通っているのに、いつも新しい発見。
大仏奉賛会の会員は、大仏殿・法華堂・戒壇堂・東大寺ミュージアム、それら4施設の拝観料が1年間無料となるのです。家族3人で2回お参りすれば、もとがとれます。
おっと、東大寺の宣伝ばかりしてしまいました。
そもそも東大寺の始まりは、聖武天皇と光明皇后の1歳にもならずに亡くなった皇子さまを弔うための、とても切ないものです。
子どもたちみんなが健康であってほしい、そういった事業が現代の東大寺で実行されています。
か弱いたましいを悼み尊ぶ、東大寺はすばらしいお寺です。