書架

すべての、白いものたちの ハン・ガン Han Kang : The white Book 한강 : 흰

Ⓒ河出書房新社 大和郡山市の特別な本屋さん「とほん」さんのホームページで知ったこの本。そして、この作家さん。人生には、めぐりあったとしか言いようのない出逢いがある。 完膚なきまで破壊された街だったワルシャワで、自分が生まれる前に亡くなった姉...
ならだより

2023.11.10 Twilight Museum ―第75回正倉院展―

Ⓒ奈良国立博物館 2023年11月10日、第75回正倉院展のレイト割で、18時前に奈良国立博物館へ入館。初めてのナイトミュージアム観覧です。金曜日の黄昏時、10分も待たずに入館できました。 Ⓒ奈良国立博物館 コロナ禍も収束したとして、今年の...
ならだより

2022.11.10 とりむしけものくさきはな ―第74回正倉院展―

Ⓒ奈良国立博物館 2022年11月10日9時、第74回正倉院展に行きました。平日なので、息子は学校です。昨年はトチ狂って開催初日のしかも開始時間に参加して、えらい目に遭いました。もう二度と開催初日には行かない、ましてや開始時間なんかに。 先...
ならだより

2021.10.30 1300年前から届いた手紙 ―第73回正倉院展―

Ⓒ奈良国立博物館 2021年10月30日9時、第73回正倉院展開幕。8時30分に奈良国立博物館に到着。もっと早くに来られている方もいらっしゃるはず。でも、1時間に500人の入場制限をかけているので、混むことはない。 私はのんびりゆったり鹿に...
ならだより

2020.10.24 いざ魔を討ち破らん! ―第72回正倉院展―

Ⓒ奈良国立博物館 2020年10月24日、第72回正倉院展、開幕。17時からの観覧予約、夕食のブイヤベースを作ったのが失敗、近鉄奈良駅着が16時45分!息子と小走りで奈良博へ向かい、着いたのは16時55分! 規約で、観覧時間の30分前からし...
ならだより

2020.8.7 よみがえる正倉院宝物 再現模造にみる天平の技

Ⓒ奈良国立博物館 2020年8月7日、奈良国立博物館まで出向きました。お目当ては開催中の特別展御大典記念「よみがえる正倉院宝物 再現模造にみる天平の技」。 主人は仕事でしたので息子とふたり、曇天で風も吹く、耐えられる暑さの奈良の空の下、だか...
ならだより

2019.11.11 それはガラスだったかもしれない  ―御即位記念 第71回正倉院展―

今月末から第76回正倉院展が開催されます。それに合わせて、私もこのブログで日間6日間、正倉院展の特集を始めます。寧楽の都は秋が最も似つかわしい季節、1300年前の記憶、紐解く錦秋の季節なのです。 Ⓒ奈良国立博物館 2019年11月11日、「...
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2024.10.6 令和に生きる天平びと

2024年10月6日、平城宮跡歴史公園は秋祭り「平城(なら)のとよほき」のイベントを二日目。ブログを通じてお知り合いになったポンパドールピンクさんが、今日開催される「翳(さしば)づくりワークショップ」に参加されるとのことで、ごあいさつに伺い...
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2024.10.5 吉祥天女の花簪

2024年10月5日、平城宮跡歴史公園は秋祭り「平城(なら)のとよほき」のイベントを二日に渡り開催。初日の今日の午後、日本画家の中田文花先生を講師に「吉祥天女のかんざし彩色体験」のワークショップが開催、満を持しての参加となりました。 薬師寺...
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闇のなかの象

群盲象を評すとは、なかなか辛辣なインドの寓話。盲人の群れがそれぞれ象の一部を撫でて、象とはこんなだあんなだとそれぞれ見解を述べる。「皮膚は硬い」「鼻は長く先細っている」「耳はたいへん大きい」なるほど、象はその通りの特徴です。しかし、それが象...