ならだより

2019.11.11 それはガラスだったかもしれない  ―御即位記念 第71回正倉院展―

今月末から第76回正倉院展が開催されます。それに合わせて、私もこのブログで日間6日間、正倉院展の特集を始めます。寧楽の都は秋が最も似つかわしい季節、1300年前の記憶、紐解く錦秋の季節なのです。Ⓒ奈良国立博物館2019年11月11日、「御即...
workshop

2024.10.6 令和に生きる天平びと

2024年10月6日、平城宮跡歴史公園は秋祭り「平城(なら)のとよほき」のイベントを二日目。ブログを通じてお知り合いになったポンパドールピンクさんが、今日開催される「翳(さしば)づくりワークショップ」に参加されるとのことで、ごあいさつに伺い...
workshop

2024.10.5 吉祥天女の花簪

2024年10月5日、平城宮跡歴史公園は秋祭り「平城(なら)のとよほき」のイベントを二日に渡り開催。初日の今日の午後、日本画家の中田文花先生を講師に「吉祥天女のかんざし彩色体験」のワークショップが開催、満を持しての参加となりました。薬師寺の...
nara university

闇のなかの象

群盲象を評すとは、なかなか辛辣なインドの寓話。盲人の群れがそれぞれ象の一部を撫でて、象とはこんなだあんなだとそれぞれ見解を述べる。「皮膚は硬い」「鼻は長く先細っている」「耳はたいへん大きい」なるほど、象はその通りの特徴です。しかし、それが象...
ephemera

うちの人の好くのはここ(顔)じゃない。ここ(心)でござんす。

“Marquise de Pompadour” François BoucherⒸGoogleアメーバブログのブロガーさんで私が拝読している方はふたり、ジゼルさんと、今日ご紹介のポンパドールピンクさんです。ポンパドールピンクさんは和のカルト...
幻燈

全てを燃やして月を見ていた

智内兄助『春挽糸』 ⒸGoogle私は25歳のとき、良性腫瘍の卵巣嚢腫に罹り、即日入院、緊急手術となりました。そのとき、私の下腹部を破裂寸前まで膨らませていた水と脂にくるまれて、いくつかの歯のかけらと髪の毛のひとかたまりが、まろびでてきたの...
my favorite

イスパニアだより

ⒸT.Sおはようございます。セゴビア、ローマの水道橋、圧巻です!!アビラ、城壁がすごい、中世カスティーリャに引き戻されますね。スペインは万華鏡のようにケルト、イスラーム、ユダヤの文化と入り混じっていて、とっても魅力的です。スペイン、行ったこ...
nara university

晴れて科目履修生へ

ⒸO-DAN2024年10月1日、とうとう奈良大学通信教育部の科目履修生になりました。もちろん留年ということですが、世間一般の留年とは、わけがちがう。私は昨年度の4年生で卒業論文を提出し合格したので、今年度より授業料190,000円免除とな...
my favorite

2024.9.29 古代びとが愛でた藍と金銀の輝き

2024年9月29日、大和郡山市の箱本館「紺屋」へ藍染め体験へ。●箱本(はこもと)とは箱本とは郡山町中の自治組織のことです。地子(※1)免除の特権を与えられた内町十三町(本町・今井町・奈良町・藺町・柳町・堺町・茶町・豆腐町・魚塩町・材木町・...
workshop

ワークショップ 落穂拾い

この夏かけて、ワークショップの記事を特集掲載してきました。息子の小学校6年生の3月の明日香村でのワークショップで、いったん中締め。子ども、それも小学生こそ博物館や美術館の体験型学習の対象者であることを踏まえ、狂ったように参加させていたと思い...