ならだより

2024.11.14 大神神社 酒まつり

2024年11月14日、大神神社、三輪さんへ。ここは一の鳥居。大通りの参道から外れてしまったので見落としがちですが、先ず、こちらの鳥居をくぐるのが正式なのです。一の鳥居の正面、大神教本院。三輪さんの分院との認識で良いと思います。扁額、なんと...
書架

心の底から人を愛し、花を愛し、人生を愛して。あなたはそれができる人だ。 ―長岡良子 古代幻想ロマンシリーズ―

長岡良子 古代幻想ロマンシリーズⒸ秋田文庫長岡良子さんの古代幻想ロマンシリーズ、10代のころ、愛読していました。主人公は、藤原不比等。彼を中心に飛鳥時代の歴史絵巻が蜘蛛の巣のように広がっていくのです。それも、当時の一次資料を蔑ろにせず、時代...
ならだより

2024.11.11 なぜならどの始まりにも魔力がついていて ―第76回正倉院展―

Ⓒ奈良国立博物館2024年11月11日、第76回正倉院展へ行きました。なんと最終日!Ⓒ奈良国立博物館正倉院展は、毎年何かテーマが設けられている気がします。表明をされてはいなくても、キーワードがちりばめられていると。最終日の開始時刻、午前8時...
ならだより

2024.11.9 ゆうまぐれ奈良公園

2024年11月9日、ちょっと買い物ついでに奈良公園を散策。浮御堂から荒池園地を脇に、春日大社一の鳥居の最寄り、料理旅館「江戸三」の宿泊棟を横目に。8室すべて日本家屋の一棟建て。数寄屋風の離れです。江戸三、あこがれの高級旅館ではありますが、...
幻燈

これを運命と呼ばずして ―ロミー・シュナイダー映画祭2024―

Ⓒロミー・シュナイダー映画祭2024僕たちはとってもよく似ていた。二人とも人生に不安を抱いていた。それにしても僕たち俳優は自分が何者でどんな人間なのかをどうやって他人に説明したらいいのだろう。自分とは違う人間を演じるとき、僕たちは狂ってしま...
ephemera

優しき人は今いずこ 教えておくれ

これは息子の5歳のお祝いに作ったオリジナルのオルゴール。たくさんの曲目から息子が選んだのは、セルゲイ・ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番第1楽章。その5歳のチョイスに、私びっくり。「『アルハンブラの想い出』とか明るくていいよ」と私が勧めても、...
波斯へ

Golden Road バクトリアと斑鳩を結ぶ道

2021年の年末のこと、古代ユーラシアの金工品についてきちんと調べたくなり、ふと、「そういや奈良大学の図書館って、大学図書館ランキング1位獲ったな」と思い出し、ググってみましたところ、このたび日本考古学協会から6万冊を超える寄贈図書を受入し...
ならだより

2024.10.27 神に逢うては神を斬り、仏に逢うては仏を斬る。

2024年10月27日、ドライブに連れて行けとの息子の希望にて、私にしては珍しく行き当たりばったり、奈良県の東の最北端、柳生の郷へ。意外や、剣豪の郷、柳生をまともに訪問するのはこれが初めて。あんなにサニー千葉が主演の時代劇『柳生一族の陰謀』...
my favorite

2024.10.26 私もここに鏡を捨ててしまいたい

2024年10月26日、この日は一生の想い出の日となりました。生きてきて、こんなに自然に「幸せ」を感じたことはなかった、本能で「幸せ」と口に突いて出た日は、今日が初めてだったと。午前は、先週と同じく奈良県吉野郡下市町のKITO FOREST...
書架

すべては交換である。それも「女」の交換である。

ⒸFreepik社会人類学の大家レヴィ=ストロースの、弁当箱くらいブ厚い著作を繙く。しかし、翻訳の先生に恵まれているとしても、レヴィ=ストロースの語り口は、とても優しく、あたたかい。たとえその言っている内容がぶっ飛ぶほどの「野生の極み」であ...