ならだより 2023.7.17 古代豪族葛城氏の産土へ 7月17日月曜日、奈良盆地の南西部の御所市、葛城一言主神社へ。用向きは、門前の農産物直売所で、吐田米を買うこと。金剛葛城山系ふもとのここらあたり、旧吐田郷といいまして、とても美味しいお米が採れるのです。吐田米は京都の高級料亭が買占め、地元で... 2024.02.08 ならだより
ephemera 影の世界にはもううんざり もう、卒業論文以外の勉強、したくない。卒業論文クリアしたら、卒業したい。本音炸裂。 ©O-DAN この時シャロットの女は再び「サー・ランスロット」と叫んで、忽ち窓の傍に馳け寄って蒼き顔を半ば世の中に突き出す。人と馬とは、高き台の下を、遠きに... 2024.02.07 ephemera
my favorite 人生は意義ある悲劇だ。それで美しいのだ。生き甲斐がある。 ―軽皇子と衣通姫 大伯皇女と大津皇子― 奈良国立博物館の展示で、愛媛県川之江市(現在の四国中央市)出土の弥生時代の銅鉾を観たとき、ふっと、悲劇の皇子の生涯を刻んだ本を思い出しました。 その本の題は『流刑の皇子』。木梨軽皇子(きなしのかるのみこ)、記紀の悲劇の皇子が主人公です。作者... 2024.02.06 my favorite飛鳥へ
nara university 私が考古学という人間の歴史を学ぼうと思うのも、人間に希望を持っているからです。 同じ奈良市内でも、奈良大学ではなく、帝塚山大学の市民大学講座、ケーブルテレビで視聴できるのです。この講座は、帝塚山大学考古学研究所主催の歴史講座がメインで、私もよく視聴しています。 で、2023年2月25日に開催された、深澤芳樹先生のご講演... 2024.02.05 nara university
幻燈 あ、昔のままだ。 ―『AKAI』― 2023年3月26日、浪速のロッキー赤井英和さんの主演映画『AKAI』を観に、なら100年会館まで出向きました。 ……だいぶ泣いたなあ。 なぜ涙が出たのかわからない。ただ、泣いていたのです。 風雨吹き乱れる春の嵐、ダウンコートを着込んで大正... 2024.02.04 幻燈
my favorite 傷ついたのは、生きたから。 タイトルは作家高見順の言葉です。シルクロード学を勉強していて、不意に思いかえした言葉です。みなさまもうとっくにお気づきでしょうが、私はイラン・ペルシア文化が大好きです。大月氏の後継であるクシャーン朝がイラン系遊牧民エフタルに破れ、中央アジア... 2024.02.03 my favorite波斯へ
my favorite ナニゴトノ不思議ナケレド。 古代ペルシアと聞くと、ギリシア側から見ていた自分がいます。小国のアテネとスパルタが、巨大なオリエントの帝国を破る、どきどきしますね。ですが、奈良にはペルシアの残り香が。紀元前、アケメネス朝ペルシア帝国、セレウコス朝シリア王国、アルサケス朝パ... 2024.02.02 my favorite波斯へ
my favorite 髑髏杯 奈良大学通信教育部の専門科目の各論で、1年生から解放されている唯一の科目がシルクロード学です。それが奈良で歴史を学ぶ、基礎の基礎だから、ではないでしょうか。 シルクロード、西域(私は「さいいき」と読みます)の文明史。匈奴と月氏についてなんて... 2024.02.01 my favorite波斯へ
ならだより 2023.8.10 聖なる王の切なる想い 2023年8月10日、銀行巡りのついでと言うと観光客の皆さんには申し訳ないのですが、息子とふたり、奈良国立博物館へ。奈良公園、奈良県きっての観光地とはいえども、やっぱりお盆だからか、空いていました。東大寺辺りは混雑しているかも、でも今日はそ... 2024.01.31 ならだより
書架 愛しき太陽(てだ)に死す ―わが青春の宇宙皇子(うつのみこ)― 昭和末期に正真正銘の中学生、まさに中二病だった私。藤川桂介著『宇宙皇子』を片手に、近所の明日香村をふらついていました。正直、小説は概要しか覚えておらず、ひたすら、いのまたむつみさんのカバー絵と挿し絵に魅入られていました。 ©️いのまたむつみ... 2024.01.30 書架