ならだより

2020.11.1 ならまちに神鹿を探して

2020年11月1日、近鉄奈良駅の最寄り、息子の疣の切除のために通院している形成外科へ。土日でも手術可能なクリニックです。で、術前の採血、無事終了。 クリニックは小西さくら通り。そこから餅飯殿商店街へ向かうまでの小路に、居酒屋「とよのあかり...
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2020.5.3 名画の残欠が美しいように美しい 

文豪志賀直哉がとにかく美しいと褒め称えた、寧楽の都、夢の跡。切れ切れの名画の残欠の美しさに奈良をなぞらえて、うまいこと言うなあ、と思います。 ですが、志賀先生、13年過ごして奈良を離れました。時代に取り残されてしまう、埋もれてしまうと懸念さ...
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2024.11.14 大神神社 酒まつり

2024年11月14日、大神神社、三輪さんへ。ここは一の鳥居。大通りの参道から外れてしまったので見落としがちですが、先ず、こちらの鳥居をくぐるのが正式なのです。 一の鳥居の正面、大神教本院。三輪さんの分院との認識で良いと思います。扁額、なん...
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2020.3.21 世にあれば世を思ふばかりぞ

2020年3月21日、桜の花が咲き始めたころ、東大寺へ行きました。 用向きは、奈良親子レスパイトハウス10年の歩みの写真展。県立奈良高校写真部の顧問を務められた吉岡新市さんが、ボランティアとして奈良親子レスパイトハウスの行事に参加され、想い...
書架

心の底から人を愛し、花を愛し、人生を愛して。あなたはそれができる人だ。 ―長岡良子 古代幻想ロマンシリーズ―

長岡良子 古代幻想ロマンシリーズⒸ秋田文庫 長岡良子さんの古代幻想ロマンシリーズ、10代のころ、愛読していました。主人公は、藤原不比等。彼を中心に飛鳥時代の歴史絵巻が蜘蛛の巣のように広がっていくのです。それも、当時の一次資料を蔑ろにせず、時...
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2024.11.11 なぜならどの始まりにも魔力がついていて ―第76回正倉院展―

Ⓒ奈良国立博物館 2024年11月11日、第76回正倉院展へ行きました。なんと最終日! Ⓒ奈良国立博物館 正倉院展は、毎年何かテーマが設けられている気がします。表明をされてはいなくても、キーワードがちりばめられていると。 最終日の開始時刻、...
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2020.3.1 いまさらならまち

このoutbreakもしくはpandemicで、奈良公園の観光客ががた減りし、昨年度の10分の1まで落ち込んでいるとか。奈良大学通信教育部に在籍の各位がスクーリング等で来寧されることも奈良県にとってはもちろん益であり、それもこれも絶たれては...
ならだより

2024.11.9 ゆうまぐれ奈良公園

2024年11月9日、ちょっと買い物ついでに奈良公園を散策。浮御堂から荒池園地を脇に、春日大社一の鳥居の最寄り、料理旅館「江戸三」の宿泊棟を横目に。 8室すべて日本家屋の一棟建て。数寄屋風の離れです。江戸三、あこがれの高級旅館ではありますが...
ならだより

2019.12.1&2020.2.1 お花巻き寿司でのおもてなし

2019年12月1日、東大寺が後援する奈良親子レスパイトハウスの、レスパイト対象のご家族へのボランティアに参加させていただきました。 ただし、私と息子は新参者ゆえ見学。有志の先輩方から、こんなおいしい手作りのおもてなし料理のご相伴にまで与ら...
幻燈

これを運命と呼ばずして ―ロミー・シュナイダー映画祭2024―

Ⓒロミー・シュナイダー映画祭2024 僕たちはとってもよく似ていた。二人とも人生に不安を抱いていた。それにしても僕たち俳優は自分が何者でどんな人間なのかをどうやって他人に説明したらいいのだろう。自分とは違う人間を演じるとき、僕たちは狂ってし...