


それは歴史とは なんのかかわりもない事だけれど
ⒸO-DAN鳥は空を飛んでいる魚は水に泳いでいる私は地上でいったい何をしているだろうそう私はたとえば あなたに花を贈ることができる鉢植えの黄水仙をうす曇りのこの午後にあなたをみつめて――それは歴史とはなんのかかわりもない事だけれどそれはまっ...

2025.4.5 はなのもとにてはるしなむ ―弘川寺から賀名生皇居跡へ―
2025年4月5日、今年の花見は、大阪は南河内の河南町、弘川寺。歌聖、西行の終焉の地です。寺号 弘川寺(ひろかわでら)山号 龍池山(りゅうちざん)本尊 薬師如来創建 天智天皇代開基 役行者宗派 真言宗醍醐派弘川寺は、天智天皇代、役行者によっ...

散る花よ散る花よ皆面を上げ
生きていて良かったと思えるのは、これが今生の別れなのかもしれないと胸を裂かれる思いで離れた大切な人と、また再会が叶ったとき。この美しいピンクシルバー製の桜のネックレスは、10年以上前からお付き合いのある作家atmospherepeaceさん...

冬の三姉妹 just the last
ⒸO-DAN3月31日、冬季スクーリングの結果が揃いました。神話伝承論、80点。この科目、在宅スクーリングの際には全員100点で、添削されたレポートが返送されていたとのこと。通常のスクーリングに戻ったということでしょうか、添削レポートもあり...

私が何か望んでいいとしたら ―『The Night Porter』―
Louis Icart “Melody Hour” ©KAGIROHI私が何か望んでいいとしたら何が欲しいのと 訊かれたら困るわ 何を望めばいいの 幸せ 不幸せいつか幸せが 訪れたとしても 哀しい日々をきっと なつかしむに決まってるあなたの...

もう、あんなふうに、心から話せない。 ―『愛人 ラマン L’ Amant』―
私にとって『ラマン』は特別な本だ。いや、多分私にとってだけでなく、思春期にこの本を読んだ文学を愛する全ての女性たちにとって、きっと特別な本だ。皆自分と仏領インドシナの少女を重ねながら成長したのではないかと思う。最初の恋や、その次のいくつかや...

いやなんです あなたのいつてしまふのが ―『逃げ上手の若君』北畠顕家―
Ⓒ松井優征『逃げ上手の若君』19巻いやなんですあなたのいつてしまふのが――花よりさきに実のなるやうな種子たねよりさきに芽の出るやうな夏から春のすぐ来るやうなそんな理窟に合はない不自然をどうかしないでゐて下さい型のやうな旦那さまとまるい字をか...

2025.3.20 東吉野の空蝉 鹿の舟の繭 ―桜―
2025年3月20日、ならまちの複合施設、鹿の舟の「繭」にて、3か月ぶりに宇都宮弘子先生の草木染体験に参加。3月は念願の桜染め。吉野の八重桜の枝を煮出してシルクショールに染め出します。昨日は極寒で、今朝も冬の凍てつき、ですが、奈良市内、お昼...

2025.3.15 天下分け目の天王山にて ―アサヒグループ大山崎山荘美術館―
2025年3月15日、冷たい春雨の降る朝、奈良は今日明日の週末とんでもなく凍りつくとの天気予報、しかも明日の日曜日はさらに風雨強まり極寒の嵐になるとのことから、土曜の内の外出と決め、奈良ほど寒くはならない京都の大山崎町まで足を運びました。自...